ウェルスナビWealthNaviの投資対象
ロボアドバイザーであるウェルスナビが、具体的にどんな銘柄にどんな割合で投資しているのか。 いくら全自動で投資してくれるとはいえ、自分で簡単にでも理解してないと不味いかなーと思って調べてみました。
初期投資額30万、リスク許容度5という自分の設定では以下の通りでした。
〇米国株(VTI) 7口 ¥98,514(32.8%)
〇日欧株(VEA) 22口 ¥101,667(33.9%)
〇新興国株(VWO) 8口 ¥39,198(13.1%)
〇米国債券(AGG) 1口 ¥11,332( 3.8%)
〇金(GLD) 2口 ¥26,909( 9.0%)
〇不動産(IYR) 2口 ¥15,795 ( 5.3%)
この括弧中の、VTIとかVEAが何なのか知らなかったので、その辺を調べてみました。
きっと投資してる人の中じゃ常識的な事なんでしょうけど、自分が投資に興味持ち始めたのが最近だからね、しょうがないね。
『聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥』とも言いますから、開き直っていきましょう。
〇VTI
バンガード・トータル・ストックマーケットの事でETFの一種。
『バンガード』はロマサガ3に出てくる移動要塞の事、ではなく、アメリカの運用会社のことで、ETFってのは上場投資信託の事ですね。
VTIの特徴は、米株の上場株式のほとんどに分散投資している事で、そのカバー率は100%近い(らしい)。
つまり、VTIを買う=米株市場全体に投資してる、って事になりますかね。
ちなみに、楽天証券の投資信託に、全米株式インデックスというものがありますが、あれはこのVTIに投資することを目的とした投資信託との事。
分散投資してるつもりで、同じものに投資しないように注意ですね。
〇VEA
バンガード・FTSE・先進国市場(除く米国)の事でETFの一種。
はい、これもまたバンガード社のETF。
投資先はアメリカを除く先進国の株式で、ヨーロッパ・アジアの先進国(日本含む)・カナダがほとんど、との事です。
つまり上記のVTIとこのVEAで、先進国全体の株式をカバーしてる感じですかね。
〇VWO
バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツの事でETFの一種。
三度登場バンガード社。上の2つで先進国株式はカバーしたので、今度は新興国の株式、ということで、BRICS他有望そうな新興国が組み入れられてる感じですかね。
〇AGG
iシェアーズ・コア米国総合債権市場というETFの事。
これまたETFですが、対象が株式ではなく主にアメリカの債権で、運用会社はブラックロック社。
今度はバンガード社じゃないんですね……。
バンガード社にもBNDという、同じようなETFがあるんですが、こちらのAGGの方が運用資産額が多いそうなので、選ばれたんでしょうか。
もしくは、同じバンガード社ばかりじゃ芸が無いと思ったのかw
後者は勿論冗談ですが、内容としては、アメリカの債券(国を含む)が90%以上との事です。
〇GLD
GLDはそのまんまゴールドの略、ではなく、
ステートストリート社のSPDRゴールドシェアというETFです。
投資対象はその名の通り、各国の金市場、以上!
〇IYR
AGGと同じブラックロック社のETFで、対象はアメリカのREIT(リート:不動産投資信託)市場。
株→債権→金と、固いほうに流れてきたとこで急に出てきましたね、不動産。
アメリカの不動産というと、リーマンショックというか、サブプライムローンが反射的に思い出されますねー。
同じような事はそうそう起きないとは思いますし、ウェルスナビの枠で言っても5%程なので、そうそう変な事にはならないでしょう。
……そこを起点に世界規模に影響が出たのがリーマンショックなんですけど、そうなったらもう、どうしようもないですからねw
ということでざっと調べてましたが、結局ウェルスナビはすべてETFに投資している訳ですね。 そしてそれぞれのETFが投資対象にしているもので分けると、株が80%弱とほとんどを占めていて、その他が20%程。
この割合はリスク許容度の設定数値で変わってくると思いますけど。
投資している国で言うと、やはり海外、というかアメリカ中心な印象ですかね。
海外投資はウェルスナビに任せて、(積立)NISAとかiDeCoで国内投資、と割り切ってしまうのもありなんでしょうか。