ウェルスナビWealthNavi『手数料1%』安いのか高いのか考える その2(2018年08月10日追記あり)

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ウェルスナビのサイトを見ると、『手数料1%(年率)』(以下(年率)省略)が特徴の1つとして記載されていますが、実際この手数料は高いのか、それとも安いのか考えてみたいと思います。
もう3ヶ月も前のものになりますが、上記2つの記事で、ウェルスナビとETFを自分で購入する場合を比較した訳ですが、今回はウェルスナビと投資信託とで比較してみたいと思います。

※記事下部に後日追記した部分があります

自分で投資を行った場合との比較

ここまで手数料1.08%について考えてきた訳ですが、最後に一番肝心な、手数料が高いなら自分で全部やれば良いんでは?っていうお話です。

当たり前ですけど、ウェルスナビを使うことで手数料が発生する訳で、それが嫌なら自分でやらなきゃって事で、その場合のコストを調べてみることにします。

条件はどういうものでも良いんですけど、せっかくなので実際の自分のウェルスナビの状況で考えてみます。 つまり『ウェルスナビ(ETF)に最初に30万円、その後2万円/月の追加買付』です。 円でピッタリピッタリ買えるはずないんですが、計算が楽なので端数は考えません。

ウェルスナビは結局のところETFにだけ投資しているので、比較するのは、自分で上記の条件通りにETFを買って投資する時の諸費用(手数料)になります。

月単位で計算するとして、ウェルスナビのほうは年率手数料1.08%を12で割るだけなので簡単ですね。

自分で買う場合は……住信SBI銀行(以下、住信)で1ドル=100円レートでドルに替えて、SBI証券で買うと仮定しましょう。 ……レート安すぎるけど計算がね……。
ちなみに住信の米ドルへの為替手数料は1ドルにつき4銭とのことです。

SBI証券で米国ETF等を買う場合の手数料は0.486%ですが、最低手数料5.4ドル(税込)=540円 が設定されてるので、毎月住信で買付分の200ドルと手数料分5.4ドルを調達。
その際の為替手数料が8円、で合ってるかな。

あ、最初の30万円にも為替手数料必要ですね。

条件を考えるのはこれくらいにして、実際の比較を。

投資条件 ウェルスナビ 自分で
年数 総額 追加投資 手数料 注文手数料 為替手数料 合計
1.08% 最低540円 4銭=0.04%
1 1 300,000 270 1,458 121 1,579
2 320,000 20,000 288 540 8 548
3 340,000 20,000 306 540 8 548
4 360,000 20,000 324 540 8 548
5 380,000 20,000 342 540 8 548
6 400,000 20,000 360 540 8 548
7 420,000 20,000 378 540 8 548
8 440,000 20,000 396 540 8 548
9 460,000 20,000 414 540 8 548
10 480,000 20,000 432 540 8 548
11 500,000 20,000 450 540 8 548
12 520,000 20,000 468 540 8 548
合計 4,428 7,398 209 7,607
2 1 540,000 20,000 486 540 8 548
2 560,000 20,000 504 540 8 548
3 580,000 20,000 522 540 8 548
4 600,000 20,000 540 540 8 548
5 620,000 20,000 558 540 8 548
6 640,000 20,000 576 540 8 548
7 660,000 20,000 594 540 8 548
8 680,000 20,000 612 540 8 548
9 700,000 20,000 630 540 8 548
10 720,000 20,000 648 540 8 548
11 740,000 20,000 666 540 8 548
12 760,000 20,000 684 540 8 548
合計 7,020 6,480 96 6,576
累計 11,448 13,878 305 14,183
3 1 780,000 20,000 702 540 8 548
2 800,000 20,000 720 540 8 548
3 820,000 20,000 738 540 8 548
4 840,000 20,000 756 540 8 548
5 860,000 20,000 774 540 8 548
6 880,000 20,000 792 540 8 548
7 900,000 20,000 810 540 8 548
8 920,000 20,000 828 540 8 548
9 940,000 20,000 846 540 8 548
10 960,000 20,000 864 540 8 548
11 980,000 20,000 882 540 8 548
12 1,000,000 20,000 900 540 8 548
合計 9,612 6,480 96 6,576
累計 21,060 20,358 401 20,759

うーん、想像以上にウェルスナビ負けてますねー。
1年目こそウェルスナビのほうが安いですが、年毎の手数料では2年目から、累計でも3年目でもう逆転されてますね。
1ドル=100円を110円で計算しなおしても、3年目の累計で
20,759×1.1=22,834円 ですから、4年目には確実に負けちゃうっていう……。

自分で買っていく場合、1年目以外のコストが6,576円で固定なんですよね。
一方、ウェルスナビは年の手数料発生額が
240,000×1.08%=2,592円ずつ増えていくという……。

もっと単純に考えて 投資額60万円の時、ウェルスナビの1年間の手数料が
600,000×1.08%=6,480円 で、対抗馬の手数料が年額6,576円で固定なんだから、もうその辺りにきたら、勝ち目ないんですよねー。

ちなみに、この後10年目20年目となると、

10年目 合計 27,756 6,480 96 6,576
累計 160,920 65,718 1,073 66,791

20年目 累計 496,908 130,518 2,033 132,551

こんな感じになりました。 10年目で約10万円、20年目では約35万円の差があります。

しかも、毎年出た差額をさらに投資に回していれば……なんて考えると、もっと差があるとも言えますね。

と言っても、これは自分が考えた条件下でのものだし、他にコストのかかるものを見落としてる可能性とか、そもそも計算間違って(略

いやほんと、特に為替手数料この率であってるのかなーってまだ心配してますw

あと考慮するとしたら、ウェルナビにはいちおう手数料の割引制度(長期割引)があるんですが、それでも1.08%→0.972%が限度のようです。
(20年目を再計算)496,908 × 0.972% / 1.08% = 447,217
うーん、ないよりはましレベルですかねー。

ちなみに、ウェルスナビに3,000万以上ぶっこむと、3,000万を越えた部分については手数料0.54%にしてくれるそうですよ。

ここまで検証してきて、ちょっとウェルスナビやめようかなと思い始めている自分が居ますw

ちなみにこれらの比較ですが、自分で投資する際に(積立)NISA等を使う事を想定するなら、もう断然そっちがお得になると思います。

SBI証券なんかでは、NISA等を使う際は売買手数料が無料に、とか普通にやってますので。

このままではウェルスナビに良いところが全然無いので、最後にメリットも上げたいと思います。

それはやっぱり、手軽で手間がかからないところ、でしょうか。 円のまま入金でOKですし、再買付・リバランス・税金の最適化(年間利益が出てるとき、損失出てるETFを売却・再買付して利益を圧縮してくれる)も全自動。

なので、海外ETFちょっとやってみたい、でも他にも投資したり、やる事があって忙がしい人や、知識とか全然ないけどとりあえず投資というものをしてみたい場合等は便利かと思います。

とにかくウェルスナビ、というか現況のロボアドバイザーサービスは、良くも悪くも、投資にまわすお金のほとんどを使ってがっつり利用するというよりも、軽くサブ的に使うほうが良いのかなーと思います。

損したらお金返せ!までは言わないですが、『利益や分配金が出た際に手数料が発生する』なら嬉しいし、もっと利用者も増えると思うんですがねー。

2018年04月29日追記

先日、ウェルスナビで初の追加投資が追加買付ありまして、VTI・VEA・VWOの3銘柄の購入が行われました。
追加投資自体は2万円なんですが、プールされていた現金を合わせての購入です。

この記事の↑のほうで、ウェルスナビで投資した場合と自分でETFを購入した場合との比較を行っている訳なんですが、自分で購入する場合の、最低手数料5.4ドル(以下540円として考える)っていうのは1銘柄、というか1取引についてだと思うんですよね。

ということは、3銘柄買ったら当然 540円×3=1,620円 となる訳で、これだとだいぶ話が変わってきます。

1年間の注文手数料 540円×12ケ月=6,480円 だったのが、毎月3銘柄は無いとしても、均して2.5銘柄/月購入として、 6,480円×2.5=16,200円 になり、ウェルスナビでいうと1,620,000円を1年間運用して貰わないと、これだけの手数料にはなりません。

20年目の累計での比較で見ると、当初の自分で投資する場合の購入手数料の累計が、
130,518円。 それを2.5倍にして、累計為替手数料を加算すると、328,328円 となり、約35万円もあったウェルスナビとの差額は、168,580円となります。

流石に、ウェルスナビのほうが手数料安いですよ、とまではいきませんが、だいぶ差が縮まりましたね。

2018年08月10日追記

6月26日にお知らせが来ていましたね。 最初は読み飛ばしていて意識してなかったのですが、先日2万円追加入金をしたので取引履歴を確認してみたら、やたら多くの銘柄、というか自分のリスク設定で投資されるETF6種類全部が買付されているのを見て、やっと理解しました。

端株取引という素晴らしい機能によって、『ウェルスナビで積み立てる場合』と『それと同じように手動でETFを買う場合』の比較についても、だいぶ変わってきたと思うので追記します。

この端株取引機能によって、ウェルスナビでは買付が6銘同時に行われます。 ETF取引において、端株取引という個人では(たぶん)不可能な機能を使っているので、これはウェルスナビを選ぶ大きなメリットだと思います。

6銘柄の取引を、(端株取引うんぬんは置いておいて)手動で行うとすると、540円×6=3,240円かかり、これを1年間続けると3,240円×12ケ月=38,880円です。 だいぶ手数料がかかりますね。 この金額をウェルスナビの手数料に換算すると、3,600,000円×1.08%=38,880円になり、360万円をウェルスナビに1年間預けた時の手数料と同額、ということになります。

そして、この6銘柄の手動買付を20年間続けると、38,880円×20年=777,600円となり、ついにウェルスナビの20年間累計手数料496,908円を大きく超えることになります!

ですが、この比較は、ウェルスナビに非常に有利な条件での事です。

ETFは購入手数料に、540円という下限と最高でも2,160円までという上限があるせいで、少額で細かく買うほど手数料が割高、一気に高額買付するほど手数料率が下がる事になります。
なので、今回の条件では不利になって当たり前ですね。

一方ウェルスナビは、どんなに買付しても(しなくても)、手数料は預けてある資産評価額の1.08%で定額ということで、コツコツ細かく積み立てるのが大得意。 端株取引機能によってそれがさらに加速した、と。

逆に1番勿体ないかなと思うのは、数百万のお金を一気にウェルスナビに入れて、あとは追加入金等しないで放置する場合。 こういう場合は、最初面倒だけどETF買ったほうが良いんじゃないかなーと思います。

まあ結局のところ、最終的には自分のかけることのできる手間とか経済状況等々で変わってきますが、『10万・100万単位でどんどんいけるでーって人』はETF、『月々定額でコツコツ積立でいきたい場合』はウェルスナビが向いてると言えるんじゃないでしょうか。

……ここまで書いて、2回も追記しといて今更なんですが、ウェルスナビと比較すべきなのは、ETFを自分で買う場合じゃなくて投資信託なんじゃないかなと考えています。

楽天証券で100円投資するにあたって、いろいろ見て思ったのが、今は購入手数料が無料で、信託報酬も安いインデックス系の投資信託も多いですし、それこそウェルスナビでも購入されるVTIやVWOに投資する楽天バンガードシリーズもあります。

なので、別の記事でその辺の比較もしてみたいと思います。

ブログ村
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